2009年10月31日
子守唄♪
最近、家庭で子守唄を聞くことは少ないのでしょうか。
合唱曲としては、素敵なアレンジをなされたものがかなりあります。
地方色豊かなものや、時代が想像できるものなど、大好きです。
幼いころの思い出、母親に歌ってもらった子守唄
♪ねんねんころりよ おころりよ・・・♪
哀調を帯びたこのフレーズを聞くと、何故か悲しくて涙が出たものです。
母は不思議がっていましたが、とても物悲しくてそれ以上聞きたくなかった。
保育園のころです。
その後、何故か日本の子守唄が哀調を帯びたものが多いことが気になっていました。
西洋のものは、子供がかわいいという気持ちを歌った明るいものや、穏やかなものが多い気がしていたので。
そして、ある時ふと、これは寝かせ歌というよりも、子守奉公に出された幼い子供の、労働歌なのではないかと思ったのです。
幼くして親元を離れ、恵まれた環境にある奉公先の子弟のお守りをする。
悲しい環境の中での、心の歌、そんな風に思えてますます口ずさむことが出来なくなりました。
それは美しければ美しいほど悲しい・・・そんな気がします。
♪ねんねこさっしゃりませ♪の曲
何番目かには、
「つらのにくい子を まな板にのせてさ
青菜切るよに ねんころろん
じょきじょきと ねんころろん ねんころろん」
と歌う地方もあるようです。
つらいけれど、無くしてはいけない歌たち、そんな風に思います
Posted by 高山少年少女合唱団 at 21:08│Comments(2)
│日記・一般
この記事へのコメント
シャボン玉の歌も「流産」を意味する歌詞だと聴いたことがあります・・・・
Posted by ネコジャングル at 2009年10月31日 21:15
ありがとうございます。
沢山あるのですね。
「しゃぼんだま」も作者の野口雨情が、子供を亡くしたことに由来するのだとか。
かなしみ、喜び、全てに歌があるのですね。
沢山あるのですね。
「しゃぼんだま」も作者の野口雨情が、子供を亡くしたことに由来するのだとか。
かなしみ、喜び、全てに歌があるのですね。
Posted by 高山少年少女合唱団 at 2009年11月02日 18:27